怪談に挑戦してみた

 1ヶ月前の話になりますが、ビーケーワン怪談大賞という800字の怪談作品を競うコンクールに応募しました(そして落選しました)。
 ひとつ前の日記にも書いたように、怖がりなので、ホラーやら怪談やらは避けていたジャンルでした。でも、ビーケーワン怪談大賞の受賞作や選考委員の方の講評や話を読んだら面白くて、怪談って、ただ怖いだけのものじゃないんだなと興味を持って、挑戦してみようかなと思ったのでした。
 日常から少しだけずれた世界が垣間見えて、ひやっとして、心に静かに余韻が残るもの。感動というよりは、もっとぼんやりとした感情未満の塊のような、ぞくりとする感覚。それが怪談なのかな、と、今年の受賞作を読みながら思いました。

 わたしが書いたのはこの3つ。自分にとって怖いものを書きました。

□消えた死体 http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011555.html
□果て http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011518.html
□花 http://blog.bk1.jp/kaidan/archives/011465.html

(研究のために殺し続けたネズミたちには何をされても文句は言えないなと思っている。創作を続けていくうちに、いつか越えてはいけないところへ行って、二度と返って来れなくなるんじゃないかと思っている。そして、愛した人が自分から永遠に去っていくことほど怖いことはないなと思っている。)

 怖い、って何だろうな。