祇園祭の月なのです

 暑いですね。梅雨なのに暑いとか思っていたら、もう梅雨は終わって7月になっていた。京都は祇園祭です。商店街のスピーカーからは、とんちんかんちんと優雅な音が流れ、町を歩いていると、あちこちで儀式があったり、山鉾を立てていたりする光景に出会う。祇園祭は7月全部を使って行われるけれど、一番有名な宵山山鉾巡行の日は本当に毎年暑い。あまりの暑さに見に行くのをあきらめたり、浴衣を着るのをやめたりするので、その日が暑いという記憶だけはくっきりとある。
 でも、暑いから行くのをやめたという記憶ばかり毎年増えていくのもあれだなあ。今年はがんばって行こうかなあ…。
 ところで、京都のタウン情報誌Leaf」さんのブログで、わたしのことを愛情一杯の文章で紹介してもらいました。記事はこちら。京都人なら誰でも知ってる雑誌です。わたしも読者としてずっとファンだったので、嬉しい。
 あと、連載中でばたばたしていてお知らせし損ねたのですが、6月1日の京都新聞にもこんな記事を載せてもらいました。京都のいいところを教えてというコーナーで、誰とも被らない場所がいいよなあ…と悩んで、川端康成の「古都」の舞台になった北山杉の里を紹介しました。ノベルなび関連や洛翠舎、小説個展などで載ったことあるけれど、こういうコラム系で載ったのは初めて。嬉しかったです。
 北山杉の里というのは、京の発言のエッセイを書くために行った場所なのですが、このとき行った「北山杉資料館」は閉館されていました。エッセイの冒頭のブロンズ像も一般公開されていないそうで…。残念。梶井基次郎の「檸檬」の八百卯もエッセイを書いた次の年に閉店しちゃったしな。残念だ…。
 露出情報ついでに、京大生協のフリーペーパー「らいふすてーじ」6月号に載ったわたしの記事もネットで読めるようになりました。こちらです。
「らいふすてーじ」の編集部は現役学生で構成されていて、取材をしてくれたのは「月野さんのギター」の主人公と同じ2回生男子でした。「京大生に伝えたいことは?」と問われて、恋をしてください、と力説してしまいました。いやもう、年取ると、恋するエネルギーがなくなるさ!今のうちだよ!もちろん勉強もしてくださいねと思ったけど、わたしに言われなくてもするだろうよ、京大生。
 こんなふうに見開きで雑誌に載ったなんて初めてかも。取材嬉しかった。このときは2月くらいで連載真っ只中でずっと引きこもっていたのですが久々に人に会いました…。写真を見て、これはやばいと思って、走り始めました…。しかし、まだ全然やせないよ。こんなに暑いのに、なぜですか。
 最近は本を読んだり、ずっと会えていなかった人に会ったりしながら、次の構想を練っています。元気ですよ。みなさまも、暑いですが体には気をつけてお過ごしください。
 
 連載小説プローブの掲載は28日までです。まだ読んでいないという方はお早めに。どうぞ、よろしくお願いします。バックナンバー(PC) はこちらから