毎日書くこと

 最近は、毎日欠かさず「ほぼ日刊イトイ新聞」に行って、トップに書かれているコラムを読む。糸井重里さんの正直でシンプルな言葉が好きなのもあるけれど、こんなときでも毎日更新されているということに何だか勇気づけられる。

口を開いて、ものを言うのが、
なんだかつらくなることもあります。
やっぱり、ことばには、
ことばを発する「動機」がありますから、
その「動機」のところが揺れているときには、
ほんとは、ことばになんかならないんですよね。
(3月27日「今日のダーリン」より。こちらから全文読めます。)

 震災以来、毎日日記を書くことを自分に課している。もともとは、書くことで誰かをはげまそうなんていう傲慢な勘違いから始まったけれど、今は、自分のために書いている。書けば書くほど自分が嫌になる。毎日いろいろな人に接して自分の役割を果たしている人なら当たり前であろう様々なことが、わたしには足りない。人としての弱さや情けなさを抱えていることは恥じないけれど、それに無自覚なのは、小説家としての弱点になる。毎日、昨日の自分が恥ずかしい。恥ずかしいことを知らないでいた自分が恥ずかしい。知るために、毎日書く。
 
 などと、重たい日記を書いておいてなんですが、プローブ、第18話更新されました。作者は舞台裏に引っ込みます。続きの執筆に戻ります。
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(※掲載終了しました)