初めてな露出あれこれ:ウェブ雑誌とラジオ

 WEB文芸誌「窓辺」でインタビューしてもらいました。音声と文字に起こしたもの両方が楽しめます。前半はデビューについて。後半は「月野さんのギター」について。あれこれダダ漏れですが、たまラジ聞いてる人には慣れた感じかと。実は作家人生、初インタビューです。

■インタビューはこちらから→WEB雑誌 窓辺
「読む」ということに絞ったシンプルなつくりがいいな。数年前はウェブの可能性をあれこれ探りたくて音声や映像とのミックスや何かしらウェブならではのものはないかと考えていたけれど、個人でも手軽に配信できて気軽に読める、それがウェブの最大の特長なんじゃないかと思うこのごろです。なので読むことに重点を置いたこの雑誌は、ウェブ雑誌とは何ぞやみたいなところを1周回って帰ってきたような。
 わたしがWEB雑誌Folioの編集に参加していたのは、もう6年前になる。このパソコンで読むにはぎっしりすぎるFolioは、iPadが出てきた今なら結構面白く読んでもらえるんじゃないかと思ったり。こちらは時代が追いついてきた感じですね。iPadで読めるのかな。PDFバージョンの9号ならいけるかな。

 もうひとつ、昨夜、大阪のラジオ局FM802の「NIGHT RAMBLER MONDAY」という番組でDJの野村雅夫さんに連載小説「プローブ」の紹介をしてもらいました。自分の名前がラジオから出てくるって、本当死ぬほどどきどきしました。1人悶えてました。別のイベント絡みでラジオに出演したことはあるけど、作家として紹介されて作品が紹介されたのは初なのでした。
 しかし、この番組とても面白いのです。本当はマニアックなものがいっぱいつまってるのだろうけども、それを感じさせないというか、気楽に聞かせてくれるというか。洋楽もあり、知ってる曲もあり。深くつっこむところもあり、ゆるいトークもあり。絶妙なバランスだなあと思いました。かなりの深夜なんだけど、あっという間に時間が過ぎていった。
 野村雅夫さんとは昨年学芸カフェで一緒に連載してました。そう、マニアックな映画エッセイを書いてるイタリア顔のあの人ですよ。音楽も映画も詳しい。それだけじゃなく、文学も訳しています。

罪のスガタ

罪のスガタ

 この本、本当に面白かった。今度、純文学カフェで取り上げます。
 彼が代表をつとめる大阪ドーナッツクラブを見てるとその活動の広さに驚くと思います。イタリア映画の配給とかもしてますしね。イタリア顔で日本人名で関西人でDJで翻訳家で…どんだけ多才なんですかね(前半関係ないか)。
 今週土曜日2月5日10時半から、京都シネマで彼が映画「シチリア!シチリア!」のレクチャーをするそうです。学芸カフェ2010年の12月号のエッセイで取り上げられて気になっていた映画。映画好きの人の感想を聞くと、そんなところをそんなふうに楽しむのか…と驚くことばかり。今回もたくさんの驚きが待ってるんじゃないかなと期待して、レクチャーに出かけてみようと思います。
→『シチリア!シチリア!』レクチャー詳細こちら
…そのために先行して原稿仕上げます。がんばります。