明けましておめでとうございます。

 お正月いかがお過ごしでしょうか。お正月らしいお正月は去年やったからいいやと思って、今年は家で執筆しながら過ごしています。何の予定もない7連休…!ゴージャス!バカンスみたい!
…って別にサラリーマンしてないから、お前いつでも休みだろうって自分つっこみ入りますが。平日みんながせっせと働いているときに執筆していると、何だかもっと働かなくてごめんなさいという申し訳ない気分になるのだけれど、今なら!ちょっと書いただけでわたし正月にも働いてるという得意な気分になれるのです。嗚呼、楽しいな。
 今朝は布団の中でiPhone使いながら小説家の森見登美彦さんの日記を何年分も遡って延々読んでました。どんなストーカーだよ。第三者森見登美彦氏の行動をフィクション交えて面白おかしく報告するという形式を取ったブログなのですが(もちろん本人が書いているのです)、本当面白い。才が溢れている。元気になるから大好きなのです。
 そして、彼がだんだん売れてきて締め切りに追い詰められる様子を読みながら、ようし、仕事を引き受けるときはスケジュールに余裕を持ってようく考えよう!と、おそらくまだまだ当分出番のない決意を固める新年でありました。だって売れてからじゃ遅いのだもの。1年やってみて自分が結構、遅筆なのだと痛感しましたし。物語ができあがったら書くのは速いんだけど。できあがるまでが、なかなか。
 というわけで、2011年は目の前のこと(だけ)を精一杯、真摯に真剣に全力でがんばっていきます。
 さて、1月の予定は、
STARDUSTpress webでの連載
1/15までブックファースト梅田店での展示
1/22 洛翠舎文化講座「小説の書き方<上級者編>」
の3本です!(サザエさん風に)

 洛翠舎の講座は今回は「もっとうまく書きたい人に」と銘打って、小説を普段書いている人向けにやってみることにしました。わたしもまだまだ小説の書き方なんて分からないし、たぶん一生試行錯誤が続くのだと思う。でも、その試行錯誤の途中過程を話してみようと考えています。自分の中で発見したこと、これを気をつけたら一次通過するようになったこと、今何を考えながら書いているかということ。書き方なんて人それぞれで絶対万人に当てはまるノウハウなんてない。でも、人のやり方を聞くことで、自分のやり方のヒントになるとは思う。
 また今回は1時間半と少し短くて実践する時間があまりないので、講座終了後にメールで作品を送ってもらって感想を送り返すということもやろうと思っています。ときどきネットで知り合った人に作品を読んでくれと言われるけれど、それはわたしは断っています。メールの文字だけじゃ、ひどく相手を怒らせてしまうことがあるから。わたしの書き方もうまくないのだろうけれど、そこに決定的な信頼が欠けているせいなのだと思う。
 顔を合わせて1時間半、わたしがどういう考えで小説を書いているかを聞いて、その上で作品を読んで欲しいという人がいたら、ちゃんとお互いに向き合える気がするので、今回はちょっとそんな試みもしてみたいと思います。定員15名で今5人ほど申込みがあったそうで。どうなるかな。あまり大変だったら作品の感想を送り返す試みは今回限りかも。
 場所は京大時計台。14時から1000円です。がんばって準備します。お会いできるのを楽しみにしています。