【洛翠舎】小説の書き方講座

 そろそろ宣伝しよう。京の若手研究者による市民講座「洛翠舎」で、講師として2回目の講座を11月6日(土)に行います。

小説の書き方講座 / 講師:寒竹泉美(小説家)
日時:2010年11月6日(土)9:30〜11:30
場所:京都大学時計台記念館会議室1
受講費:1,000円
http://rakusuisha.com/

 朝早くてすみません。わたしもがんばります。
 小説の書き方講座なんて銘打って、随分と大きく出ちゃいましたけれども。何をするか。今、ざっくり考えているのは、わたし自身がどうやって小説を書いているかということを説明して、その一部を体験してもらうという講座です。小説の書き方に定石はないとわたしは思っています。自分自身で編み出すしかない。でも、人のやり方に耳を傾けることで、自分のやり方と比べて相対化できたり、いろんな発見があるんじゃないか。少なくともわたしはそうやってきたなあ、と思って、こんな内容にしてみました。
 たくさんの書き手の書き方の統計を取って、どれが一番効果的か、なんて話はできません。できるのは、ただ一人の一例だけ。でも、個を掘り下げていくことで見えるものがあるはず。それが小説というものの本質なんじゃないかなとか思ったり思わなかったり。
 小説の書き手にとっては、ある意味、敵情視察かもしれない。偉そうに何語ってるんだよということを我慢しさえすれば、この講座で、自分の書き方や無意識でやっていたことを見直すきっかけになるんじゃないかと思います。
 小説の純粋な読み手にとっては、小説がどうやって書かれているか、どんなことを考えて語られているかということを知ることで、今までよりもちょっと違った読書ができるようになるかもしれないです。
 小説にそもそも興味ないという人にとっては、なんか変な姉ちゃんがこんだけ一生懸命しゃべってるんだから、もしかして面白いのかもしれないなあ、なんて小説に興味を持つきっかけになるかもしれない。
 そんなふうに思ってもらえたら講座は大成功です。
 少人数で相互に気軽にやりとりしあう講座、というのが洛翠舎の趣旨なので、定員は15人ほど。書くのが苦手という人でも、小説書いたことないという人でも、気楽にお越しください。文章を赤ペンで添削しまくったりなんかしませんから!
 今回は1日だけの講座で、京大の時計台の中の講義室を使用させてもらいます。
 お申込みは定員が埋まらない限り、前日まで受け付けています。
 第1回の自分史講座は、熱心な受講者にめぐまれて、わたし、かなり幸せでした。ありがとうございます。第1回の様子はこちら。第2回は、第1回とかぶらない内容を用意します。さて、今度はどんな方にお会いできるかな。とても楽しみです。知り合いの人も大歓迎ですよ。
 というわけで、講座の詳細はこれから考えます。がんばるよ!