今朝の京都新聞

 昨日、小説展の取材をしてもらい今日の京都新聞の朝刊に個展の記事を載せてもらいました。作家人生、初取材…!地味なデビューだったからなあ(とか言ってると、Birthに怒られるか)。
 小説家デビューしたら、授賞式でスピーチしてフラッシュたかれまくって報道人詰め掛けて、あちこちに掲載されるんだ…!とか実は思っていたよ、過去のわたしは。…どこの芥川賞ですか。でも、そんなこと全然なかったよ…!(当たり前だ!)
 まあ、デビューしたときから注目される作家さんもいるだろうけど、多くの人はそんなことないよね。特にBirthは紙媒体にも載らないし、毎月出てくるから誰が誰か分からなくなりそうだし、かなり地味。でも、自分の選んだ道なので(それが嫌なら、歴史があって有名で華々しい賞に受かるまで頑張ればよいのです)、これでいいんだ。この不景気な世の中で、本出してもらうことがどれだけありがたいか!(と、個展作業にかかるもろもろの費用に唸りながらありがたみを実感しました!)あとは、自力で一歩一歩つみかさねていくよ。本出してるって言えるだけで、いろんな活動するにも宣伝効果が全然違うしね。
 やさしい女性の記者さんが、ゆっくり話を聞いてくれました。ちゃんと展示の小説を読んでくれて「面白いですねー」って言ってくれた。
 わたしの情報は「小説家の寒竹泉美さん(30)」だけなんだけど、個展の内容は本当に面白そうに紹介してくれてました。個展会場でにんまり笑ってる写真付きで。これぞ関西で言う「どや顔」ですな(どや、すごいやろ!って顔)。
 しかし新聞ってすごいなあ。日々、文字数との対決だよなあ。おとといは学芸カフェの連載原稿を仕上げるのに苦悩しておりましたが、あれも限られた文字数で話を進めなきゃいけないので(たとえ続くとしても山場なしに次へつなげるわけにいかないので)、かなり文字数と戦ってますけれども、それどころじゃない文字数。
 展示ならではの小説ということで、言葉では説明しにくい構造になってるんだけど、それをこんなふうに紹介してくれて、すごいなーと感心しまくりでした。
 さて、今のところはアートや展示に関心のある人(普通の人ってなかなかギャラリー展示の案内って手に取らない)か、小説に興味があってネットで知ってくれた人が主なんだけど、新聞を見てきてくれた人は、一体どんな反応をしてくれるのか楽しみだな。
 今日は13時頃現れて、夜までいる予定です。明日からは、しばらく個展に顔を出せませんが、ゆっくり読めるかもしれないですね。
 個展に来てくれた方!ありがとうございます!お返事出せてないけれど、感想かみしめてます!
 個展詳細は、こちら。
 http://www.sakkanotamago.com/kokuti0409.html