気配がないとか言ってたら

 あの日記書いたあとに編集者さんから見本が出来たので発送すると連絡がありました。今週末には全国の書店に並ぶそうです。動き出してからは早いなあ。大きな組織はすごいなあ。気配がないとか言っててすんません。そして、amazonにも表示されましたね。

月野さんのギター (講談社Birth)

月野さんのギター (講談社Birth)

 このサイトをずっと見ていて文章読んでくれてる人には、意外な感じの装丁ではないかと思いますが。あと、わたし自身も「俺」という男性視点でガツガツ書いた話なので、乙女だ!と意外に思いました。でも「俺」の目から見た憧れの月野さんは、こういうイメージなのかもしれない。恋した相手は、実物以上に輝いていて、触れられない尊いもののような。イラストを描きおろしてくれた房野さんの若い男性としての感性が効いてるなあ、と、何だかはっとさせられました。俺俺言ってても、わたしまだまだ女だった、と。
 前の日記でも書いたけれど、一人では生まれないものがたくさんあるなあと思いました。わたしの思いも寄らないセンスが加わって、きっと、わたしの思いも寄らない読者が手に取ることもあるかもしれない。誰に出会うんでしょうか。楽しみです。
 ちなみに、どう見ても若い子向けの、しかも女性向けの表紙なので、本屋で買うんだと張り切ってる父に「お父さん、ちょっと本屋で買いにくいかも」と事前に言ってみると「大丈夫、お父さん、ガラスの仮面買えるから」と返ってきました。何て心強い父だ。じゃあ大丈夫だ。うん。
 実物がもうすぐ届くのかな。どきどきする。楽しみです。すごいなあ。自分の書いたものが一冊の本になるなんて。