cafeで写真展しますよ

 お友達に誘われて、大阪四ツ橋カフェninoで写真展をすることになりました。女の子ばかり六人の展示です。

「好きなモノゴト展」
2009年8月1日〜22日まで(日祝お盆は休み)
大阪・四ツ橋 cafe nino にて。(ワンオーダーお願いします)

 六人がそれぞれ考えて自分の展示をするわけですが、わたしは、真っ白でひっそりと可愛いカフェの雰囲気を壊さないように、そしてお客さんの食欲が落ちないように、アホなセルフ写真ではなく、風景写真と言葉を展示するよ。ええ、場の空気は案外読む人です。
 言葉の展示って難しい。「言葉」という中身が自分の作品でも、展示して見せるためには「文字」が必要で、手書きで味わい深い文字を書けるならまだしも、ワープロから打ち出した文字は「既製品」って感じがするんだよなあ。そのへんをどう見せるか、写真とのバランスはどうするか、いろいろ考えています。
 先日、展示させてもらうninoにふらり遊びに行って、店長さんとあれこれお喋りしました。ひっそりとこじんまりとしているのに、温かくて別の世界につながっているような広がりを感じる、そんな隠れ家みたいなカフェの雰囲気は、彼女が一人でかもし出していて、何だかとっても落ち着いた。素敵な場所だった。食べ物もおいしいのです。
 好きなことをやるという大変さを、わたしは今少しだけ分かりかけている。身一つで世界に対峙する。冷たい風は全部自分で受け止めなくてはいけない。自分が歩かないと前へ進めない。でも、自分の好きなところに行くことができる。
 脱サラしてカフェを始めたという彼女の話を聞きながら、そんなことを思った。以前なら、わー素敵、わたしもやってみたいー、なんて思ったかもしれないけど。あれもこれも片手間にできるようなことじゃないから、わたしもわたしの道を頑張らなくちゃなどと思ったりした。
 葉書小説も販売させてもらうことになりました。もしお近くの方がいらっしゃったら、覗いてみてくださいね。他の五人の写真も心がすっと澄み透るような、気持いい写真ばかりなのです。
 詳細はこちら