金沢へ小旅行

 土日で小旅行してきました。小京都って呼ばれる金沢に京都から行くのかよ、という感じがしてたのだけど、また京都とは違う趣きがあってよかったです。京都は平安貴族の文化だとしたら、金沢は粋な江戸の町人・武士文化という感じで。少し骨太なダンディな感じでしたよ。
 兼六園21世紀美術館もよかったけれど、ひがし茶屋街にある昔のお茶屋がそのまま残っていて中に入って見学できる志摩さんが、なかなかよかったです。お茶屋を改造して料亭に…ってとこは、京都にもいくつかあるけど、そのままの風情が残ってるので、よく雰囲気が分かりました。

 21世紀美術館に行ってみたくで行ってみたくて、ずっと金沢に憧れてたんだけど、何だか今回の企画はイマイチでした。「愛についての100の物語」って、100もいらないぜ。無料展示コーナーと、建築は素晴らしかった。ううむ、企画のせいなのか、わたしが単に現代美術を楽しめなかったのか。谷川俊太郎の「あい」の詩も、何だかイマイチで。
 で、その夜、ホテルでBSつけたら98年に放送された「詩のボクシング」の谷川俊太郎vsねじめ正一の戦いを再放送してました。うおお、谷川俊太郎すげえ!と面目躍如。高橋源一郎氏が解説してたり、遊び心いっぱいの番組でした。若いんですよ、源さんが。
 自分の詩を朗読しあって、勝ち負けを判定しあう「スポーツ」としての詩。詩って面白いじゃんっていろんな人を巻き込んで楽しんでもらおうという企画の意図が面白くて、さっそく感化されたわたしは、近々誰かとやるつもりですよ、「詩のボクシング」企画。たまラジで。判定はそこで見ているあなた!お楽しみに。
 あ、携帯サイトが終わって寂しかったので、携帯エッセイ始めました。ちょっとした空き時間に1分もかからず読めるエッセイです。ブログやこの日記は、目の前にいる人たちに話しかけてる感じだけど、こちらは、ぽつぽつと一人で喋ってる感じ。この日記も携帯から見れるけど、何だか長くてしんどいでしょ。携帯用の小さな何でもないエッセイです。もしよかったら、携帯に登録して、暇なときに眺めてもらえたらと思います。(パソコンからも見れます)
■携帯エッセイ「何でもない」
http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/kanchiku/

次々作るなってねえ…。さて、長編、書かねば書かねば。大変大変。