ある休日

 青空って見ただけで、すっとする。長い長い冬。青空に飢えてたかもしれない。これからは嫌と言うほど見るんだろうけれど。どうしても書けないシーンがあってうろうろうろうろしながら、公園でブランコ揺らしながら子供眺めたりして。ようやく書けると思ってファストフードでミニキーボードとesで執筆。彼が帰ってきて時間切れ。と、これだけ聞いたら優雅極まりない一日ですが。考えすぎて、ふと気がつけば、知り合いにあったら目を逸らされるような小汚い格好でうろうろしてました。子供にも警戒されそうな勢いで。カッフェーとか入れないんだ、これが。まあ、いつものことだが。…ああ、書けない。いや、書けているのか。もう20日だなんて!
 手帳に書きつけた数行の日記をぺらぺらと読み返す。昨年の10月始まりの手帳。12月にも3月にも完成できなくて賞に出すのを諦めていて、結局昨年の3月から何一つ仕上げていない。何をしてたんだ、わたしは。何をしてたのかの答えがこの作品にこめられるはずだと妄信することでしか、わたし立っていられないな。
 もう駄目かもしれない。
 もう、どころか最初から何もなかったのかもしれない。
 なんてこと思ったりはしないけど。まだまだ。
 今まで面白いって言ってくれた人たちに失礼じゃん。
 239枚。ようやく登り始めたと思う。足りないものだらけだ。ぐらぐらと踏み外しかねない不完全な階段を一歩一歩、歩いていく。見えないんだけどね。どこへ向かっているのか。まだ。嗅覚だけがたよりです。