東福寺の紅葉

 先週の土曜日の話を今頃。学部時代のお友達と東福寺に行ってきました。わたしは大学は福岡だったのですが、卒業して関西に来ている人たちが久々に集まって紅葉を見ようの会をするということでいそいそ出かけていったのです。久々に会う人たちに、戸惑いつつ、ど、どうも!とか他人行儀な挨拶して突っ込まれたり。関西の会というので、ああみんな京都や大阪に来ているんだーと思ってたら、三重から来たとか福井から来たとか…随分遠いなおい!でもまあ海向こうの福岡に比べたら、ね。

 京都に住んで6年になりますが、東福寺に行ったことはない。京阪の乗り換え駅なので聞いたことはある。どうやら紅葉で有名なお寺さんらしいですよ。JRで京都駅から一駅。京阪の駅もあるので結構便利。駅出て人がぞろぞろと歩いている中を進んでいくと屋台やらが出ている。本当はしっとりと人のいないところの紅葉を見たいですけれども、なんだかもうお祭りですよね。花見とかそういうノリで。お寺の中の一番メインの橋のところにはずらっと人が並んでて、ロープが五重くらいにうねうね設定してあって、ディズニーランドみたいだし。六人でテンション高く行ったのは正解でした。しかし理系六人揃うと誰一人歴史に詳しくないので、○年って何時代だっけとか、寝殿造りって聞いたことあるよねー、あるある、でもなんだっけ、みたいな感じでした。化学反応とか得意だよ。でもそんな場面はなかったよ。

 しかし、並び甲斐のある景色でした!お寺の中は広くて通天橋という橋があって、そこから一面の紅葉を見下ろせるのでした。うはー。紅葉を見下ろすって素敵だよなあ。そのあとは下に降りて紅葉と同じ目線で楽しみつつ。


 方丈庭園という庭。龍が雲海から顔を出している姿を現しているそうだ。二本の角を持った龍の鼻面が、ぬっと海から現れているように見える。


 本堂の天井には龍の絵があるので、みんな覗いています。


 てくてく登って最後に開山堂に。なんかみんな疲れたのか座るところは満員。

 満喫。満喫。わざわざ紅葉見に行くのもいいね。紅葉なんてどこにでもあるじゃん、京都に来なくても!とか言ってごめんなさい。やっぱ京都の古い建造物と紅葉の組み合わせは最強ですね。しっかし人が多いので情緒半減なんですけどね。なんかテンション上がりすぎて無駄に写真いっぱい撮ってしまいました。先週に行ってもまだ黄色いモミジがいっぱいあったので、今週もまだまだ見ごろでしょう。たぶん。