ハイキングハイキング

 ハイキングに行ってきました。

 この本を見て難易度1の「二ノ瀬ユリ」というコースに挑戦したのが3年前。当時のわたしは、ハイキングっておてて繋いで野原をスキップ、弁当広げて楽しいなみたいなイメージでした。町歩く普通の格好と普通の装備で昼過ぎから始めたら、遭難しそうになりました。ぬあー!ハイキングって山登りのことかぁー!しかも体力には自信があったのに、足を持ち上げて登るという動作に非常に弱いことが判明。登り始めて5分で死にそうになったのでした。下りは急に元気だったけど。

 それ以来、来るこの日に備えて登り動作の特訓を続け(4階の研究室までエレベーター使わずに階段登ったり、家の階段を登ったり)、今日と言う日を迎えたのでした。この本に載ってた難易度1の「大文字山」コース。難易度1って言っても油断しないからな…!

 出発地点は山科駅なので市バスで京都駅に向かったのだが、秋の京都を忘れていた…!満員過ぎて泣きそう。殺気だったバスでぎゅうぎゅう押されてバス酔いしてふらふらになったのが今日の一番のきつい体験でした。ああ、人のいないところへ早く行きたいよと願い続けて到着した山の空気のおいしいことおいしいこと!でもまあ、倒木が多いし、杉ばかりで珍しい花や生き物もいないし。ひたすら淡々と登っていく。

 修行の成果があったのか、それほどしんどくなく山頂まで登れたのです。まあ低い山だしね。お子様奇声を上げて元気よく登ってたし。普通にどこかの部活の団体がひょいひょい走って登ってたし。でさ、ここは大文字山なんですよ。山頂を少し下ったところに大文字火床があるらしい。いつも鴨川から山の傾斜面にでっかい大の字を見ながら暮らしていますが、その場所に行ってみるのは初。大という形に穴でもずらっと掘ってあるのかと思ったらこのでっかい下駄みたいなんが火床だそうだ。

 段差があるし、一個一個が遠いし、どこがどの部分なんか分からない。ましてや、大を犬にしたり太にしたりしようと思っても検討がつかないよ…!やっぱあれは都市伝説か。そして、てくてく下ると出口は銀閣寺道。ぬあー、人多い…!

 観光シーズンだもんね。平地を歩くのは何て楽なんだと思いながら歩いて家まで帰りました。たぶん明日は筋肉痛です。いやあ久々に運動した。あ、紅葉はまだだったよ。