嬉しいお知らせ

 8月6日発売の「すばる」という雑誌に、すばる文学賞一次予選通過作品の一覧が載っております。わたしの名前も載っております。わたしの筆名をご存知の方でなおかつ暇で暇でしょうがないという方がいらっしゃいましたら、探してみるのも一興かと思います。え?「ぱそ子」じゃないから!リアル知り合いの方は、筆名なんか知らないよ…と心配しなくてもよく知ってる珍名が見つかると思いますよ。

 一次が通ったからといって単純に喜んでる場合ではないということを、作家志望歴の長いわたしは既に悟っているのでありました。昔は、受賞作発表の号までやきもきしながら待ってて、受賞者の写真とコメントが載ってる号を見ながら「何でわたしじゃないんだー!」とがっかりしたりしてましたが、受賞者だったら発売前に連絡あるから…。 そうじゃないと、いつどうやって写真撮るんだよ…。
 この事前連絡というのがくせもので、正式な紙面の発表の前に編集者側の志望者側には何だかよく分からない事情で連絡時期が決まってるわけで、こっちが一次通ったけど二次や三次はどうだろう。ああ、最終候補になったら作家に読まれてどきどきする、というかもう受賞のコメントなにしよう、受賞パーティー何着ていこう、ああ、賞金何に使おう…!と妄想を膨らませている間に、とっくに最終候補者は決まっていて連絡が行っていて、着々と受賞作発表号に向けて準備が進められてたりするわけですよ。

 ああ、ちきしょー。超切ねえよ、妄想膨らませてうきうきしてた一昨年のわたし…!!!
 出してしまった作品はもうどうしようもないわけだし、落ちても受かっても新しい作品を書かなきゃいけないことには変わりないのだから、受賞するかどうかなど気にせず、新作の執筆に専念するのが一番効率的で正しい志望者の姿勢だということは分かってます。分かっているんですが、なかなかね。
 暑さ寒さも彼岸まで。受賞の期待もお盆まで。
 という感じで、あと一週間ほど悶々したら、さっさと気持ちを入れ替えて次の作品に望みたいと思います。とはいえ、一次通過したのはとても励みになりました!来月9月6日発売のすばるで二次三次通過作が発表されますのでそちらもお楽しみに。