諦めて体勢を立て直すよ

今回、6月末の文学賞に向けてぎりぎりまで唸ってたんだけど、未だ見通しはつかず。今回の応募は諦めます。しょぼん。今まで締め切りぎりぎりでやっつけで応募した数々の作品たちの墓標を眺めつつ、ようやく応募を見送ることを決意しました。見送ることにしましたって、そもそも応募する原稿がないわけなんだけどもさ。

3月末に200枚の長編を仕上げてから3ヶ月。3ヶ月あれば100枚なんて楽勝って思ってたのに。一体何をしてたんだ…と、まあわざわざ日記を見る必要もなく、ウクレレと歌の練習してたんだけども。あと実験やら。バイトやら。結婚式に二回行ったりとか。でもそんなの言い訳にならないっすよ!難しいなあ、小説って…!こんなんじゃ小説家になったら、どうしたらいいんだ…!春樹せんせみたいに、原稿依頼は受け付ず、書けたら出版社に持ってって書き下ろしで出版してもらうなんて、きっぱりした仕事っぷりに憧れるけど、何と言うか心臓が違うよねと思います。才能も違うけど。あるいは角田せんせみたいに依頼されたらほとんど全て引き受け、9時5時で事務所でせっせと書き続ける職人のような仕事っぷりにも憧れるけど、これはこれで才能だよなあ。てかやっぱ、プロはすごいよ!

しょぼん。

公募の新人賞を目標にして書くと、締め切りがあって尻叩かれていいんだけど、やっぱりジャンルが限定されてしまう。この賞に出すんだからこんな展開はよくないみたいな、こんなテーマはこの賞に合わないみたいに、無意識に的を絞ろう絞ろうとしてしまう。でもそんなふうに賞に合わせよう合わせようとして書くのって不毛だと気づきました。新人賞って、種類も数も豊富だけど、その中で自分の作風に合うものが一つあればいい方なんじゃないかと思った。今年度は賞に振り回されず、自分の書くべき物語を精一杯書きあげてから、その作品に合った賞を探すことができたらいいなと思い直しました。

もちろんプロになったら依頼されたテーマや作風に対応しないといけないんだろうけど、それはまず自分の作風を確立してからの話だと思いました。あと、将来のために、自分のペースを掴みたい。自分のペースを作りたい。ちゃんと「仕事」として出来るように、見積もりミスや配分ミスのないように、その練習だと思って一年間頑張りたいです。学生のうちにデビューするなんてくだらない目標はもういいや。高学歴フリーターとして世間のあれこれな苦渋を舐めてきますよ、来年は…。

しかし、悔しい…。ウクレレの発表終わったあとで充分いけると思ってたのに…その見積もりのミスが悔しすぎる…。でもこれからは、締め切りがあるから、賞に出すからという理由じゃなくて、もっとライフワークとして小説を書かないとね。こんなんじゃデビューしてもすぐ行き詰まっちゃうよ。 いつまでかかるか分からないけど、とりあえず年内目標で長編小説を一つ書きあげようと思います。○○の賞に向けて、じゃなく、自分が書きたいものを書きたいように。

体勢立て直してがんばります!!!