お前は牛かよ！

■夜中にふと

さあ寝ようと電気を消した枕元で、「けっぽけっぽ」と不思議な音がすると思ったら猫のモーが、どしゃーと食べた餌を吐いたのでした。まあもう慣れっこなんだけどね。草を食べて腹の中の毛玉を吐き出すのは猫のよく知られた習性ですが、うちの猫はそうじゃなくて餌吐くんですよ。病気かと疑ったけど、どうやらがっついて食べるせいらしい。吐き出した「ブツ」は、半消化気味で生温かく、これからもう寝ようかというわたしの鼻先にかぐわしい香りを運び続けている。

起きて片付けるか…と、いやいやながら体を起こしかけたわたしが見たものは…。

ブツをせっせともう一度食べてるモーの姿だった。…うーん。まあ消化によさそうだからいいか。結局モーは全部きれいに食べましたとさ。白地に黒縁。牛柄だから一目で「モー」と名づけた猫だけども、ここまで牛にならなくてもいいのにと思います。食ったもの反芻するし。乳牛並みの腹だし。（注：モーは雄です）　名前って恐ろしい。

…で、わたしは、ぱそ子とか名乗ってていいわけ？