都をどりを観てきました。

 京都に住んでもう8年になりますが、初めて「都をどり」を観てきました。この時期になると、祇園花見小路通らへんに「都をどり」って書いた看板が出て、赤いちょうちんがずらりと並ぶのは知ってた。舞妓さん芸妓さんが踊るらしいということは知ってた。でも、一見さんお断りのうん万するイベントで、薄暗い座敷でどこぞの社長さんや芸能人たちが集まってセレブに楽しむイベントだと思いこんでました。
 友達に「一緒に見に行かない?」って誘われて、「…いくらすんの?」ってびびりながら聞いてみたら、なんと一番いい席で4500円だという。おおお。手が届くじゃないか!調べてみると、大きな劇場でたくさんのお客さん入れて見せるイベントらしい。→都をどり
 というわけで、行ってきました。

 友人に着付けてもらい(プロですので)、着物でお出かけ。

 公演前に舞妓さんの点てたお茶とお菓子を食べるのです。お皿は記念に持って帰れるよ。

 公演中は写真禁止だけど、その前後なら。会場こんな感じ。

 椅子がずらり。横に地方(じかた、三味線で長唄を歌う人たち)と囃子方がいて、舞台に豪華絢爛な衣装を着た舞妓さん芸妓さんが出てきて、しゃなりしゃなりと踊るのでした。舞妓さん芸妓さんって道端で見かけるとミーハー的に嬉しくなるけど、なんというか、それだけじゃなくて、こういう芸をきちんと見たのは初めてで、感動しました。えーなー、日本!京都最高!ってな気分になった。高い会席とか食べるよりずっといいって。日本の伝統と美を担って日々鍛錬している彼女たちを見て、うわー、わたしも頑張ろうとか思った。いつか日本のよさを伝えるような小説を書いてみたい。しかし、そのためには、わたしがまず、日本のよさについてもっと考えなきゃいけないけれど。身近すぎて当たり前すぎて、見逃してることがたくさんあるんだろうなと思いました。