写真個展終了し(てい)ました。

 友達から個展結局見に行けなかったよ、ごめん!とメールが来て初めて、個展が終了したことを知りました。どんな個展主だよ。10月始めから11月末という2ヶ月に渡って長々と展示させてもらっていたけど、ようやく終了です。いやあ、さぞかし店主は見飽きただろう。いや見てないって言われそうだけど。
 11月の終わり頃、1回だけお店に行きました。ノートにたくさんの温かいメッセージが書いてあった。ほんと個展とかできる身分じゃないんだけども、やってよかったなあと思いました。ほとんどは知り合いのメッセージなんだけど、中にはフライヤーを見て、言葉に惹かれたからといって、わざわざ来てくれて感想を書いてくれて、さらに本を読んでみますねと書いてくれていた人がいた。(なんていい人だ!)
 来ていただいた方、ありがとうございました。ギャラリー主のきくちさんにはプリントに展示に会場にと、大変お世話になりました。9月後半に撮りおろした写真たち。その頃はこの格好でも暑いくらいだったんだけども、いやあ寒々しいね!
 言葉を手ばなしたら、あたしは自由になるのだろうか。
 これが今回の写真展のテーマというかキャッチコピーなんですけども。写真展終わる頃には、この答えが出るんじゃないかなと思っていました。出た気がする。写真を始める前、いろいろな人に出会う前、わたしは言葉にしがみついていた。意のままにしようと必死になっていた。でも手ばなした今、言葉はわたしの周りで自由に飛び回っていて、いつでも好きなときに舞い降りてくれる。掴まえようと必死にならなくてもよくて、ただわたしが自由にあれば、言葉も(そして人も)自然についてくるのだと思った。
 photogallery21の次の展示は、きくち師匠ですよ。真打登場です!…とか言ってると、いらんことを言うなときっと怒られる。