淀川花火大会

…これはどこのビーチかと。

 淀川花火大会の場所取りの様子です。午後3時。土曜日は数人で場所取り交代しながら、淀川花火大会見に行ってきましたよ。
 大体わたしはイベントやらは腰が重いほうで、炎天下に場所取りしてまで花火?って思ってたんですが、絶対感動するからという企画主催者の熱意に押されて、ようしやってやるぜと彼と2人で2時間分の場所取りを担当しました。ちなみに、主催者は朝10時から、4時間半。
 用意した水は、あっという間に湯になるし。寝転ぶと地面は暑いし、風はないし、かんかん照りだし、まさにサバイバル。交代して近くの喫茶店で休憩して、生き返り、外に出たら、大量の人民の列が…!!!道端のコンビニや飲み屋が片っ端から外に屋台を出して、大きな声をはりあげている。狂乱!熱狂!人々の群れ!ああ、ここはどこの国ですか。
…浴衣とか、無理…!!着てこなくてよかった。
後発隊が食べ物やアルコール買って来て宴会になる。あっという間に、時間が過ぎて、最初の一発が上がったときの感動は、全部の苦労が吹き飛びました。こんなふうに花火を鑑賞したのは初めてで、楽しかった。大勢の企画イベントもたまにはいいものですね。
 花火を見ると、毎回、かなわないなあと思う。こんなにたくさんの人を感動させてしまうなんて。

 ところで、作家デビューしたと言うと、いつ本が出るの? と言われる。メールアドレスを交換するほどでもない相手だと、出たときに教える方法もないし、HPをチェックしてもらおうにも、こんなどうでもいい日常やらもびっしり書かれていてチェックも大変だし、そのうち忘れ去られてしまいそうだし、「本出たよ」という伝えるためだけのメールマガジンでも立ち上げたいのだが、有名どころのメルマガって定期的に入ってくるお知らせメールがうっとおしいんだよなあ。どうしようかな。まあでも、雑誌と違って、期間逃してもすぐに買えなくなるわけじゃないのが救いかなあ。
 人に「おめでとう」って言われれば言われるほど、実感は薄れていく。本当に作家デビューしたのかなあ。夢だったんじゃないかなあ、なんて思う。夢だったとしたら、もっと頑張って届かせるだけなのだけど。とりあえず、わたしの手元に直し原稿がある限り、本は出ないわけで。今は、日常の些事を一生懸命片付けて、物語に向き合える時間を作成しているという期間です。別に受賞したからって、わたしが何か変わったわけではない。ただ、責任が生じた。奢らず、見失わず、ただ目の前の物語に忠実にありたいなあと思ったりしたり。