水鏡

 
 鬱蒼と曇った暗い日に水を覗きこむ。そこには冷たく揺れる町があった。
 葉が枯れ落ちたあとの樹々のシルエットが美しいなあと思う。
 鴨川にカモメが舞っている。
 椿が咲き始めた。
 日々を記録するよりも今は移ろう季節に追いつくのが精一杯な毎日です。

 きらら携帯小説メール大賞、今月の締め切りは明日ですよー。わたしは、さっき出しました。