WEBきらら10月号更新されましたよ。

 http://www.quilala.jp/prize.html
 携帯メール小説大賞、今月も佳作を頂きました。ありがとうございます。今回は審査員の方にかなり触れられていて嬉しいです。今月も立ちはだかったトカゲヘッドさん、強いなあ…!面白いしなあ!まあまあ、インパクトとか月間賞とかには及ばなくても、こうやって作品が公の媒体に細々と載り続けることが出来たら、わたしの作品を好きになってくれる人が現れるんじゃないかなあと思います。「リピート」というのがわたしの作品です。作品名をクリックすると、作品が読めるはずです。
 12月分のきらら原稿を昨日仕上げました(11月分は投稿中)。9月末の30枚の短編の賞、実は諦めてなくて、何かふっと出てこないかなと待っている。北日本の輝さん風味の短編じゃなくてもいいや。30枚のわたしらしい短編を書き上げたいのだけれど。
 短編といえば、今、春樹が集めて訳したアンソロジー「バースデイ・ストーリーズ」を読んでいる。すごく面白い。秀逸な短編集。海外の現代のいろいろな作家さんの誕生日にまつわる短編を集めて、春樹が訳してまとめた本。海外の短編を読むと、短編小説ってこんなのもありなんだ!と思わされる。そのくらい、日本の短編小説は、何だか似たり寄ったりな構造をしている気がする。それに慣れた人たちは、これ読んで戸惑うかもしれないな。

バースデイ・ストーリーズ

バースデイ・ストーリーズ

 文庫も出てるらしいが、単行本の装丁が素敵だなあ。ちなみに、明るくない話が多いので、誕生日プレゼントには向かない。要注意。バースデイという「晴れ」のイベントにまつわる話だからこそ、対比されて浮き上がる生々しい暗さ、重さというものがあるのかもしれない。かといって暗い話でもない。カーヴァーとか海外の作品好きの人は、ぜひ。