失恋の痛みに似ている

 実らない恋をし続けている、いつも空回りで選ばれたい人には選ばれず、努力をすれば、いつかわたしを選んでくれる相手が見つかるんだろうか、わたしでいいって誰か言ってくれないだろうか、もうそんな人は一生現れないんじゃないだろうか、という気持ち。一生懸命やったのに選ばれなかった、代わりに他の誰かが選ばれたという事実を分かりやすく突きつけられ、選ばれた誰かの笑顔に唇を噛みながら下を向く、この痛みは、失恋の痛みに似ている。
 前向きなこといっぱい言ってたけど、やっぱり一次通過にすら名前がないとショックです。本屋でそのページ開いたまま5分間くらい硬直してしまった。何度応募しても、これには慣れることがない。いや、まだ応募したりないのかな。(4月に応募したファンタジー大賞の話ですが)
 誰の声も聞きたくない気持ちと、誰かにすがりつきたい気持ちと、相反する思いがぐるぐる。なぐさめられたく、なぐさめられたくなく、日記に書くのか書かないのか、明るく書くのか正直につづるのか迷いながら、でも報告する義務はあって、読んでくれた人に申し訳ない気持ちと、ほらやっぱり落ちたと思われてるんじゃないかという小さな嫌な気持ちとで混乱、呆然としつつ、ふらふらしてると危ないので朝から開いてるファストフード店へ入りました。ラッシーがうまかったです。復活!(早い)
 そういや、すばる文学賞でデビューしたプロ作家さんの名前があった気がしました。一次通過者に。プロアマ問わない賞なので、いつかとりたいです。

 さて、純文学モードで頑張ります。