天気予報は当たらない

 先週見た週間予報では今週全部雨だったのに。今日も明日も晴れ。まあ、予報は予報だしね。
 過去日記見ると、お前は虚言症かというくらい一貫性のないことばかり書いているので鼻血出そうになります。読み返せない。でも嘘吐いてるわけじゃなく、その時点では100%ピュアに心からそう思っていたんですよ…!でも気が変わるのです。刻々と。梅雨の天気予報と同じくらい気楽な感じで見守ったり見守らなかったりしていただければ…と思います…が、みなさんご機嫌いかがでしょうか。どうせ降るんだろ、みたいな感じで。生温かい感じで。
 時間を取り分ける、ということ。いつも鞄にコンパクトデジカメを入れてたんだけど、小説のことを考えると決めた時間はカメラを持って出かけないことにしたら、さっそく後悔しました。しょうがないからPHSで撮る。[es]君、大活躍。

 映画の「ユメ十夜」をDVDで見ました。ずっとずっと見たかった映画。「夢十夜」は、夏目漱石の小説で、10個の夢の物語。一つ一つ不思議で、濃厚で、ざわざわするような余韻が残って、夏目漱石こえー!!!と思わせる逸品なのです。それを10人の映画監督がそれぞれ映画化したという企画。
 かなりよかったです。原作ファンじゃないと意味分からないかもしれないけれど。まあ原作も結構意味分からないので。どの作品も、漱石大先生に真っ向勝負してた。そして小説というものに真っ向勝負してた。小説を再現したわけじゃなく、映画ならではの、映画でしか出来なさを貫いてた。かっこよかった。ものすごく。夢や思い出の独特の色あせた空気感や透明感や浮遊感が、光でよく表現されていて、解釈もよくて、オリジナリティもあって、ものすごーくよかったです。
 で、思わず原作を朗読したくなりました。十夜分終わってから告知しようと思ってたのですが、少しずつ聞きたい人がいましたら、ちょこちょこアップしていくのでどうぞ。一つ一つ、物語のトーンが違うので、読み方やテンションが違う表現をしたつもりですが。…まあ、つもりですけどね。よかったらどうぞ。各話の感想は、全部アップしてからまた日記を書くのでお待ち下さい。
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