あぁビートルズ

ビートルズって、ジョン・レノンとポールとリンゴスターと、あれ誰だっけ。とか思ってたら、こんな番組をGyaoで見つけました。Gyaoの話ばかりですんませんね。ぱそ子さんはGyaoを応援しています。にこにこ動画とかよく分かりません。

昭和時報「あぁビートルズ」 ビートルズが来日したあの日

か な り 笑えます。

みなさんパワフル!!ちょ、待て。落ち着けよ日本人!!
泣き叫んでますが。で、一番人気はジョージらしい。ああ、そうそう。もう一人のメンバーはジョージ・ハリスンだった!ナレーターが、がちで昭和なのでもう悶えすぎて堪りません。狂騒狂乱。そして、何で英国のやつらのために我々が警備しなけりゃならないんだと右翼な人たちが怒っております。これ、がちなんだよねえ。こんな面白い映像見たことない…!そしてビートルズ帰るときは、大号泣。いいなあ。元気で。

まあ、そんなこんなでCD持ってるくせにメンバーの名前を忘れるくらいにそのあたりに疎すぎるわたしですが。数ヶ月前、初めてジョン・レノンのこのアルバムを聞いて、かなりの衝撃を受けたのでした。

ジョンの魂(紙ジャケット仕様)

ジョンの魂(紙ジャケット仕様)

ママ置いてかないで。
僕はママのものだったけど、ママは僕のものじゃなかった。
僕はママが必要だけど、ママは僕を必要じゃない。
だからバイバイ言わなくちゃ。
「Mother」より)

訳:わたし。体から必死に搾り出すような声で歌われる。幼い駄々っ子のような歌詞。でも願いは叶えられない。すごく痛々しくて赤裸々でシンプルな言葉。

俺はビートルズを信じない
俺が信じるのは俺だけ
ヨーコと俺 それだけが現実
(「God」より)

えええ、そんなこと言っちゃうわけー!という感じで、アルバム全部をなんじゃこりゃー!なんじゃこりゃー!って思いながら聞きました。中学生でも分かるシンプルな英語。シンプルな言葉。シンプルな繰り返し。丸裸の言葉が投げつけられる。それがこんなに力を持って、えぐるように食い込んでくる。こんな表現があるんだ、こんな人がいるんだと思いました。

まあ、ね、こんな名盤今更初めて聞いて衝撃受けてるのもわたしくらいのもんでしょうが。でも、初めての衝撃ってわたしにとってすごくかけがえのない体験。知ったかぶりの知識で濁したくない。まっさらの衝撃を全身で受け止めたい。聞くべきときに聞いてよかったなあと思ったのでした。
ちなみに、小説で衝撃を受けたのは、カフカの「変身」でした。なんじゃこりゃー!この主人公は、どうして虫になったことに慌てないんだー!