夏は好きですか?

pasoco2007-08-12

 描写は文章力じゃない。
 対象への愛ざます。

 カメラを持って出かける連続記録7日目。飽き症のわたしにしてはなかなかの記録。季節の描写が苦手だとほざいていたわたしは、もっと早くこうすればよかった。苦手なんじゃなくて、ちゃんと見て感じてなかったから書けなかったんだ。写真を撮るために風景をちゃんと能動的に見るようになった。愛する対象を探して、どう写したらその愛が伝わるかを考えて、思いをこめてシャッターを切るところまでは、わたしだって出来る。わたしに必要なのは、その過程だ。

 夏が好きになった。大好きというわけじゃないけど、しょうがないな、お前のすごさは認めてやるよ、みたいな感じ。きらきらじゃなくてぎらぎら。さらさらじゃなくてざらざら。強烈な光。青い空。生物たちはみんな顔をしかめながら必死で生きているように見える。生きることは楽しいことじゃないけれど生きなければならない。夏の太陽が地上にうごめく小さな命をぎらぎらと照らしている。