講談社Birth

 あと4ヶ月ほどで30才になりますが、10月誕生日だと同級生達の半分は既に先に年取っちゃってるわけで、20代最後だとか、ついに三十路だとか、人のことで騒ぎすぎて、たぶん自分のときは騒ぎ飽きてると思います。
 日記で紹介した、お友達のチロさんも、同じ年なのですが、彼女は30才の誕生日を挟んで個展開催したわけですよ。ううん、わたしも20代最後とか記念だとか節目だとか、やるか? と、思ってましたが、29歳以下限定の賞というのを小説書き仲間から教えてもらい、これも何かの縁だと思って出してみました。
 講談社Birth http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-birth/info/
…もはや、わたしは、若い才能じゃないけども…。毎月審査、毎月新人がデビューするという精力的な賞です。賞金がないんだよね。でも本にはしてくれるみたいなんだよね。賞金はあるけど、本になるんだろうか、本当にそのあと作家としてデビューできるんだろうか…というさくらん文学賞と対照的です。対照的なので、両方出すことにしました。どんな論理だ。
 賞によって、受賞のあとの道筋の歩きやすさや方向性やらってやっぱり違うと思うんだけど、最近は、わたしが受かった賞がわたしに合った賞なんだと思って、開き直りました。選ぶのは向こうですし。それに、面白い作家さんって、小さな賞から出てたりしますよね。デビュー後は自分次第で、まあ憂き目にあっても、それはそれで人生の酸い甘いを知って文学できるかと。
 あと数ヶ月で三十路なので、何だかこう申し訳ない感じがしますが。一次通過は、来月中旬にウェブで発表だそうで。お楽しみに。