たまには情報など

 このサイト、自分の話ばかりして、文学賞情報や文学情報が皆無なのですが。たまには、拾った情報など載せてみたりして。単に、行きたいのに仕事があって行けない悔し紛れの宣伝なんですけどね。

ジャン=フィリップ・トゥーサン 講演会
「映画そして/あるいは小説――『逃げる』をめぐって」
Le cinéma et/ou le roman : autour de Fuir
  
 2008年11月12日(水) 15:00 〜 16:30
 東京大学文学部(本郷キャンパス
 法文1号館 216番教室
 通訳つき、短編映画上映あり、入場無料 (※予約などは不要だそうです)


・主催 「文学・芸術の社会的統合機能の研究(LAC)」
・共催 東京大学文学部仏文研究室
 
問い合わせ先 東京大学LAC事務局 03−5454−4865

 トゥーサンはフランス人の小説家です。日本が好きで日本によく来ているようです。一度大阪で講演会をしたときに聴きにいきました。ザ・フランス人という感じ(わたしの中で)の背が高くて手足が長くて彫が深くてつるっとした頭で、ちょっと恐い顔しておりますが、笑うとキュート。…そんな描写じゃ全然分からんよ!という人は、ぜひ実物に会いに行ってください。
 日常の些細なものごとにユーモアや詩を見出す作家だと思う。小説を彩る口調は飄々としていて軽いのだけど、小さな引っ掛かりを心に残していく。
 そうそう、大阪の大学で講演があったときの話ですが。ハイテク設備の整った私大で、なんと講義室の学生デスクにはマイクとカメラが設置されていて、質疑応答をすると質問者の顔が講義室のスクリーンに大写しになるという仕様。うんわー、こんな状況で質問できるかい(といっても、わたしはいつも質問も出来ない、サインに並ぶことも出来ないへたれです。恥ずかしいんだもん!)と思ってたら、勇気ある知的な女子がハイっと手を挙げて当てられる。画面に大写しになったのは、胸のドアップ。すみません、もう少しカメラを上に向けてくれませんか、と先生たちが焦って言ってるのに、質問女子はトゥーサンと喋る興奮から、もしくは質問内容で頭がいっぱいいっぱいだからか、気付かない。巨大画面におっぱい。トゥーサンもにこにこしてました。トゥーサンの小説の中のような出来事でした。
 あ、講演会行った人は感想聞かせてくださいね。