写真散歩

 再び散策撮影に行って来ました。よい場所を知ってる写真の上手い人の案内で、よいポイントで車を止めて、数人でそれぞれ散策。今回は、奈良の田舎の方へ。まあ、何も迷惑かけないとはいえ、でかい一眼抱えた人たちが数人でうろうろしてる図は、ちょっと異様だよね。しかも、ザ・観光地という場所は情緒がないから寂れ気味のところこそいいんだけど、一般の人には、何でこんな変哲もない場所でカメラ構えてるのかよく分からない、よね。何撮ってるんですか、ってよく聞かれます。
 で、せっかく素敵な建物があるところにいろいろ連れてってもらったのに、建物の写真は観光ガイドブックみたいにしか撮れなくて納得いかず、納得いった写真はこれだけ。花と虫じゃん…!どこ行ったか全然分からないじゃないか…!
 いつも単焦点ばかり使ってたのですが、今回はズームレンズを使ってみました。ズームできるってすごい…!と何だかすごい原始的な感動してたりして。二倍ズームのキッドでついてた安いレンズなんだけどね。でも結構撮れるなあ。





 写真に自分の思いを込めるためには、構図や撮り方で勝負しようとしても、技術のないわたしには限界がある。結局、まずは、自分しか見つけられないものを見つけることが一番大事なんじゃないかなーとか思うようになった、この頃です。数人で一緒に散策撮影すると、他の人の視点の刺激を受けて、勉強になりました。
 カメラを媒体にして広がる人間関係がものすごく良い。年齢も違う。職業も違う。考え方も全然違う。けど、何だか共通点があって、好きだなと思える人たち、と、ぐるぐると渦を巻いて。巻き込まれて。
 小説の人間の書き方がきっとこれで変わっていく。 器用貧乏バンザイ。そろそろ書くよ。書始めなきゃ。冒頭の一文が降りてくるのを待っています。

 あ、9月末に発行される予定の「京の発言」の発行は未だだそうです。お待たせして…誰か待ってますかね? 発行されたら、ここでお知らせしますね!