朗読

津浪と人間 寺田寅彦

http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html (16分のmp3ファイルです)

「百年の孤独」G・ガルシア=マルケス

ところで、エイプリルフールっぽい朗読です。 ■「百年の孤独」 G・ガルシア=マルケス (17分) http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html ノーベル文学賞受賞者、ガルシア=マルケスの名前だけは有名なこの作品。なんで名前だけ有名かっていうと、「百年…

第十回「川端康成へ」太宰治 (8分半)

次回の「京の発言」のエッセイは川端康成の「古都」をネタにしてるのですが、川端康成のことを調べてたら、こんな文章見つけたので朗読してみました。 http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html この文章は、太宰治26歳のときのもの。初期の作品「道化の華…

第九回「動物と植物」フランシス・ポンジュ(15分半)

森や草原に生えている木々や花は好きだけれど、家の中に植物を置くのは怖い。凌駕されそうだからだ。根を制限しても切ってもなお鮮やかなその生命力に。切り花は死体のようなものだと思っていた。だから自分で買って家に飾るのは怖かった。でも、彼らは彼ら…

第8回「檸檬」梶井基次郎

http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 梶井基次郎の最も有名な短編です。数年前、わたしがまだ福岡にいた頃、友人を訪ねて京都に遊びに来たときに「梶井基次郎の檸檬の店があるよ」と教えてもらって感動した覚えがある。その子自身は、檸檬を読んだこ…

第7回「夢十夜」夏目漱石

ようやく十夜分読み終わりました。 http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 夏目漱石の有名なオムニバス短編です。第○夜と小タイトルがあって、「こんな夢を見た。」という書き出しで始まる夢の話。この話を読むまでは、夏目漱石というのは現実的な地に…

 第6回「蜘蛛の糸/芥川龍之介」(10分半・完結)

http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 大泥棒カンダタが生前たった1回、気まぐれで蜘蛛を踏み潰すのをやめて助けてやった。その報いに地獄から助けてやろうと、極楽にいるお釈迦様が眼下の地獄に向かって蜘蛛の糸を垂らす。その糸を発見し、喜んで登…

第五回「犯人/太宰治」

久々に朗読アップしました。二ヶ月半ぶりだ。 http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 太宰治の短編「犯人」という作品を読みました。つまらぬ男のつまらぬ事件である。なのに太宰はこれを面白い小説にしちゃうのだ。面白いというか、興味深いというのだ…

第4回「桜の樹の下には」梶井基次郎

朗読アップしました。7分で完結する短編です。 http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 桜の樹の下には屍体が埋まっている---このフレーズ自体は有名だと思うんだけど、この短編から来てることはどれだけの人が知ってるんだろう。わたしは桜の樹の下に…

第三回 「秋」芥川龍之介

朗読アップしました。 http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html 芥川龍之介の「秋」と聞いて、あああれね、と思い出せる人はどれだけいるんだろう。わたしはこの短編を収録した文庫本をずっと昔から持っていて、何回か読んだはずなのに、今回初めて発見し…

第二回「女生徒」太宰治

http://www.sakkanotamago.com/roudoku.html だんだん大きくなるにつれて、私は、おっかなびっくりになってしまった。洋服いちまい作るのにも、人々のおもわくを考えるようになってしまった。自分の個性みたいなものを、本当は、こっそり愛しているのだけれ…

第一回 「カチカチ山」太宰治

朗読始めました。おでん始めましたみたいなノリで。 http://www.geocities.jp/chiku_kan/roudoku.html ネット上で無料で公開している朗読ファイル、結構あるんですね。プロのアナウンサーの人や役者さんがやってるやつ。そんな中、声に関しては何の取柄もな…